秩父鉱山(渦の沢) 再訪

先日天気が良さげだったので,半年ぶりに秩父鉱山に行ってきました.

 

前回と同じく,渦の沢→出合の河原の動きを予定していたのですが,おそらく昨年の台風19号の影響で渦の沢の様子がだいぶ変わっていて沢山収穫があったため,渦の沢のみとなりました.

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いつもの

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坑口

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花崗岩の瓦礫(上流)

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花崗岩の瓦礫(下流

沢に入って驚いたのが,大量の花崗岩質岩(トーナル岩)の瓦礫が上流から下流まで押し寄せてきていたことです.とにかく沢一帯の瓦礫が半年前より増えていました.

そして,坑口より下流側には燐灰石を含む岩石がそこら中に散らばっており,前回はおこぼれでしか手に入らなかった燐灰石も今回は沢山入手できました.

 

以下,入手できたもののいくつかを載せておきます.いつも通りiPhone(+10倍ルーペ)なので写りは悪いです.

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磁鉄鉱+自形の黄鉄鉱(岩石には1cmほどの燐灰石も共存)

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緑簾石

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磁鉄鉱

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数mm~1cmまでの燐灰石を多く含む岩石(割ればもっと出てきそうです).

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燐灰石

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燐灰石

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燐灰石

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晶洞に咲く頭付き燐灰石

こんな感じで燐灰石は頭付きも1cm程の結晶も非常に簡単に手に入りかなり驚きました.暗い色の石を叩くのがポイントです.

現在積雪は全くありませんが,落ち葉で窪みが覆われているのでそこだけは注意が必要です(これからの季節は熊にも注意です).

 

渦の沢はこの時期がベストシーズンだと思ったそんな今回の秩父鉱山再訪でした.