前回の記事の翡翠輝石石英岩を採取したついでに,小川町にある金勝山に寄って石英閃緑岩を採取しました.
金勝山石英閃緑岩体は三波川帯の上に載る跡倉ナップの一部と考えられ,石英閃緑岩中の角閃石のK-Ar年代は251±8 Ma(ペルム紀と三畳紀の境界あたり)と報告されています(小野, 1983).
試料は強く風化し,外側は結構ボロボロです.以下,薄片の写真.
上2枚:緑泥石・石英・ジルコン?
上2枚:大部分がセリサイト化した斜長石・石英・緑泥石
(参考文献)
小野晃. 関東山地, 金勝山石英閃緑岩のK-Ar年齢. 岩石鉱物鉱床学会誌. 1983. vol. 78, 38-39.